2011年6月22日水曜日

寒川考
















寒川の2日間は、スコアだけ見れば、1Rがソコソコで2Rがボロボロとまとめられる。

その原因の最大の理由は、単純にヘタだから。
絞るとすれば、2R目は、向かいよりもニガテな右追いだったから。
そしてもう一つは、瀬菜となコンビネーションがズレるから。

このズレるというコトに関しては、飛盤犬として育てる過程がマズかったからということは大棚に置くとして、自他ともに認めるように、瀬菜は35メートル付近まで、飛盤が前にない限り、周りを全く見ずに猛ダッシュする。
途中で飛盤を探すなどということは全くない。

ただ、飛盤が前にない限りというのが肝要で、飛盤が前にさえあれば、瀬菜はかなりの確度でキャッチしてくれる。
つまり、瀬菜の前に投げさえすれば良いのである。

大会では、常々、投げのタイミングを早くしろ早くしろと言われてきた。
いう迄もなく、コレは投げの技術とは別の問題である。

ただ、何故そういう状態に陥るのかが、ずっと分からなかった。
キチンと投げれば、投練のように投げれば、飛盤がマトモな軌道を描けば、瀬菜には取れる能力があるからゲームになる。
ずっと、そう信じていたからだ。

言われ続け、時折映像で確認し、瀬菜が何故取れないのかは、ボンヤリ分かってきた。
単純に瀬菜の方が先行しているからだ。

瀬菜は追い脚が早い。
だからだ、という認識が強かった。
なるほど、こうならないように早く投げなければならないのか。
納得。

そういう心持ちでいたし、そういう対応をしてきたと思う。

結果としては、その認識だけではダメだったのだ。
早く走るから早く投げるではただの脊髄反射だ。

どうすれば早く投げられるのか、どのタイミングで投げれば、瀬菜に合わせられるのか。
そう、瀬菜に合わせるタイミングが重要だったのだ。

今は、投練なら10迄投げられる。
それでも遠投力は、並以下だけど、10迄投げられるなら、少しくらい瀬菜が先行しても大丈夫という頭があったのは否めない。

テンマパパ曰く、コートに入ったら2割減。
デッド迄飛ばそうと思ったら、コート外に飛ばせる力がないとダメな訳だ。

とすれば、現段階でロングに投げられているのは、かなり一杯一杯迄能力を使っているということになる。
その状態で、瀬菜に合わせられないのは何故なのか?
そう、タイミングだ。

自分はいつでもベストなスローを心がけている。
それは瀬菜が取りやすいよう、フラットでまっすぐなブレないスローだ。

しかし、そんな投練のようなスローをするためには、投練のようなフォームとテンポが欠かせない。

自分にはリスト力がないから、フォームがメチャメチャ大きい。
言ってしまえば、常にセットポジションからワインドアップして投げる投手のようだ。

そして、アン、ドゥ、トロワ。
いつものように、いつものタイミングで投げる独りよがりのスロー。
コレが可能なのは1投目だけだ。
タイミングがズレていく真ん中で0を築くのはそのためだ。

2R目は、ああじゃないこうじゃないと、アレコレ考え過ぎて、タイミングそのものがバラバラになっていての為体が大半だ。

さて、自己分析はここ迄にして、原因と対策に移るとしよう。

今回はエンツォパパのお陰で、瀬菜とのタイミングのズレが、本当に良く分かる形で記録に残せた。

2日目の1R。
1投目から5投目までの、飛盤のリリースの瞬間の瀬菜のポジションだ。

注目すべきは3投目。
昨日も書いたように、自分の中では会心のスローだった。

その時の瀬菜のポジションは、K9DJの6メートル刻みのポイント割の最初のラインに位置している。

それ以外、瀬菜は全部キャッチしている。
そう、ココがデッドラインなのだ。

4投目はチョロだけど、この時は当然いつものリズムでは投げられない。
それでも瀬菜の前に投げられる。
不格好なスローだったけど、恐らくコレで良いのだ。

自分のタイミングで投げられるコトに越したことはないが、大事なのは、瀬菜の取れるタイミングで投げるコトだ。

瀬菜に対する、取る取らないのコマンドも、瀬菜の取れるタイミングで投げた後の話である。

2R目は、このタイミングをどうにかしようと、足元ばかり見てしまったのが敗因だったりする。

長年のリズム。
そう簡単には変えられないかもしれないし、大崩れするコトになるかもしれないが、一か八かではなく、どうすれば問題を克服することができるのかが分かった以上、それに向けて努力したいと思う。

結局のトコロ、諸般万事は投げ手次第。
お粗末でした。^^;


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